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小笠原空>航空路を考える会 かつおどり24号
情報提供者 : 小笠原の航空路を考える会 提供日付  : 1996/07/29 登録経由地 : 自然環境フォーラム プレスリリース01 #807 注意:自然環境フォーラム及びネイチャー&バードフォーラム経由で掲載した    情報には、一部に当該団体の公式なリリースではなく、ネットワーク向    けにのみ提供された情報が含まれています。    また、掲載形式は、原則として上記フォーラムに掲載されたテキストそ    のもので、前後にフォーラム会員宛の説明や挨拶が付け加えられている    場合があります。


 小笠原の航空路を考える会の機関紙、「かつおどり」24号ができましたの
でUPします。
内容は、

1、FENVでもUPされた「小笠原空港 兄島棚上げ」報道の新聞記事(北海道
新聞とファックス毎日より)特に北海道新聞は「官庁間ですれ違い迷走」とい
う凄いタイトルで、「小笠原空港計画が土壇場でこじれたのは、環境庁の意向
が都の担当者に十分伝わらないまま、都の計画が進められたことが大きな要因
のよう」と東京都のいい加減さを痛烈に批判しているのが印象的。
2、編集部による「兄島棚上げ報道について」以下全文掲載。
3、小笠原ネイチャーフォーラムの機関紙「ボニンファンクラブ」より、青木
さんが書いた「兄島棚上げ」にたいする不安と、土木工事に頼りない他の産業
への転換についての提言。青木さん先日はお会いできずにすみませんでした。
2の文章を書いていたもので。

 購読希望の方は下記まで連絡してください。
 〒100-21 東京都小笠原村父島清瀬都住3ー102 安井隆弥宛
  電話 ファックス 04998-2-2657

以下、「かつおどり」より掲載

「兄島空港案棚上げ」報道について
 6月12日の新聞で、東京都は小笠原空港建設会議を開き、「世界的に貴重
な植生がある兄島への建設は認められない」とする環境庁の見解を受け、兄島
案を事実上棚上げ、父島内陸部に建設する方向で検討にはいることを決めた、
と報道されました。我々が長年にわたり主張してきた「兄島の自然を残せ」の
メッセージを、都はようやく認めたことになります。しかし、兄島がはずされ
たことでぬか喜び、というわけには行かないようです。
 都は、中央山の南側、東側など、父島の特別保護地域や特別地域など、「聖
域」ともいえる場所にわざわざ計画を立てているようです。この地域は、ムニ
ンノボタンの自生株が大量に見つかった地域に隣接していたり、ムニンツツジ
の最後の自生株が残る躑躅山(つつじやま)に隣接するなど、自然環境に対す
る重大な破壊行為につながります。
 また、都は、まだ1500mの滑走路にこだわっていると言われています。
長い滑走路になれば、工事の規模も大がかりになり、周辺への影響もきわめて
大きなものになることは明白です。このような大規模工事を、起伏の大きい父
島内陸部にできるのでしょうか?
 我々は、中型ジェット機による大規模開発に反対してきました。父島に大規
模な飛行場を作って周囲を大規模に開発すれば、狭い父島の自然はぼろぼろに
なり、島の経済もがたがたになるのは決まっています(一時的に「空港特需」
で潤うかもしれませんが)。
 このような、大規模な飛行場計画は、第6次空港整備五カ年計画の5年間の
貴重な時間と多額の税金を無駄遣いした繰り返しにしかならないでしょう。小
笠原にふさわしい、実現可能な航空路はどのようなものか、都は真剣に考える
べきです。滑走距離の短いコミュータ、飛行場のいらない飛行艇、硫黄島経由
のコミュータ・ヘリコプター、八丈経由のコミュータ、高速艇、おがさわら丸
を二隻に、、、我々が投げかけたボールを「絵空事」と無視するのはやめて、
真面目に検討すべきです。「兄島しかない」と島民を巻き込んでおきながら
「兄島棚上げ」をする様な、無用な回り道をしないためにも。
 「父島も検討したけれど、やっぱり兄島しかない」なんていったら全世界か
らバカにされますよ、東京都さん!!(かつおどり編集委員会)



  

[article_prweb]oagkou.htm