野鳥の会>カスミ網の許可権限
情報提供者 : 日本野鳥の会
提供日付 : 1998/11/13
登録経由地 : 自然環境フォーラム プレスリリース03 #584
注意:自然環境フォーラム及びネイチャー&バードフォーラム経由で掲載した
情報には、一部に当該団体の公式なリリースではなく、ネットワーク向
けにのみ提供された情報が含まれています。
また、掲載形式は、原則として上記フォーラムに掲載されたテキストそ
のもので、前後にフォーラム会員宛の説明や挨拶が付け加えられている
場合があります。
鳥獣保護法改正に関連して、(財)日本野鳥の会はカスミ網の特別許可権限(
有害鳥獣駆除、学術研究等のための特別な捕獲許可)の委譲について、11/13
以下のように申し入れを行いました。ご参考までに、報道用資料を以下に、申
し入れの全文を次に掲げます。
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報道各位
カスミ網の使用許可権限に関する環境庁への申し入れについて
日本野鳥の会(会長 黒田長久、会員数5万4千人)は11月13日、鳥獣保護法
の改正の論議に際し、環境庁自然保護局に対し、カスミ網の使用許可権限を引
き続き国の管理のもとにおくように、別紙のような申し入れを行いました。こ
れは、カスミ網が鳥類の保護上、重大な支障があるため、一律な権限委譲の対
象にすべきでないとの立場から行ったものです。
カスミ網は鳥類を捕獲する用具の一種で、捕獲対象を無差別に大量に捕獲さ
れてしまうという性質を持ち、渡り鳥などの捕獲に使用されてきました。猟具
としてのこの性質は、「鳥類の保護繁殖に重大な支障がある」と考えられ、猟
具としての使用が禁止され、また平成3年には法改正にに伴って特定猟具(鳥
獣保護法第19条の3)に指定され、使用ばかりか所持・売買も禁止されてきま
した。
有害鳥獣駆除における適用除外(鳥獣保護法第12条)にあっても、カスミ網
の使用許可は昭和29年以来一貫して、特に主務大臣(環境庁長官)の許可権限
とされてきましたが、これは有害鳥獣駆除においても無差別大量捕獲の危険が
避けられないため、賢明な措置であったと考えられます。
カスミ網は昭和22年に法定猟具から外され、昭和25年に禁止猟法となってい
ますが、平成3年に至ってなお、特定猟具としての規制を必要とされた背景に
は、安価で単純な構造であり、材質がヘアネット等と共通で加工がしやすいこ
とが考えられます。一方、法の厳しい規制にも関わらず、現在なおカスミ網を
使った密猟事件は近年減少していません。これは鳥類の保護繁殖にとって憂慮
すべきであると共に、管理の手を従来の状態から緩和することは危険であると
考えられます。
以上のことから、日本野鳥の会はカスミ網は引き続き、従来通り国の厳しい
管理下におくべきものと考えています。
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古南幸弘(こみなみ・ゆきひろ)XLG05570@nifty.ne.jp
TEL 03-5358-3518 【98.9.21移転しました!】
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