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GEN>黄土95>カササギの森の起工式
情報提供者 : 緑の地球ネットワーク 提供日付  : 2001/04/03 登録経由地 : 自然環境フォーラム プレスリリース05 #483 注意:自然環境フォーラム及びネイチャー&バードフォーラム経由で掲載した    情報には、一部に当該団体の公式なリリースではなく、ネットワーク向    けにのみ提供された情報が含まれています。    また、掲載形式は、原則として上記フォーラムに掲載されたテキストそ    のもので、前後にフォーラム会員宛の説明や挨拶が付け加えられている    場合があります。

  緑の地球ネットワーク(GEN)よりメールで頂いた情報です。
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 中国山西省大同市の黄土高原の農村での緑化協力活動のなかでの体験を書きつづっ
ています。不定期の発行です。バックナンバーを緑の地球ネットワークのWebページ
においています。

 今回は大同から送られてきたものを大阪の事務所経由でおとどけします。

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  黄土高原だより(NO.95)
             (2001.04.01)
                       高見 邦雄(緑の地球ネットワーク事務局長)

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 カササギの森の起工式

 きょう4月1日からJR京都駅で写真展「中国黄土高原〜砂漠化する大地と人びと」が
開幕します。
 カメラマンの橋本紘二さんが大同に5年間通いつづけて撮影した作品です。
 同じ表題の写真集も3月末に東方出版から刊行されました。
 残念なことに、私は大同に滞在していて、どちらもみていません。
 事務局の太田もツアーに参加しており、帰国するのはきょうです。東川さんが1人
で多忙な日を送っていることでしょう。
 たくさんの人にみてもらって、ぜひ成功してほしいと遠くから願うだけです。

 大同では3月29日、「カササギの森」の起工式が挙行されました。
 春のワーキングツアーのメンバーは、この朝を霊丘県上北泉村で迎えました。前夜
から農家にホームステイしていたのです。
 ツアーがくるまでは、日中の気温が10度を超え、例年より暖かかったのに、ツアー
が到着した日から急に気温が下がり、恒山で予定していた記念植樹は中止せざるをえ
ませんでした。

 大同でいちばん南の霊丘県では、それでも予定どおり活動できたのですが、バスが
渾源県にさしかかったころから、急に気温が下がり、小雪が舞ってきました。
 恒山山脈の峠に大きなタンクを積んだトラックが横転し、重油が路面を覆っており、
バスのタイヤが滑って、足止めをくらうハプニングもありました。
 大同県にはいるころから、雪はだんだん激しくなり、横殴りの吹雪に変わっていま
す。
 気温も氷点下に下がったようで、フロントガラスの水滴が柔らかい氷になります。
 カウンターパートのメンバーは、10日ほど前から準備工作に奔走していたのに、流
れてしまったら泣くにも泣けません。

 10分間で昼食をすませ、現場に急ぎました。
 基礎工事の途中の管理棟に舞台がつくられ、周囲にたくさんの人が集まっています。
 中国側と日本側の主だったメンバーが紹介されたあと、大同市の冀明徳副市長のあ
いさつがありました。
 いま全市で大規模な人事異動がつづいており、多忙きわまりないのに、この活動に
はぜひ参加したいといって、ムリをして駆けつけてくれたのです。
 彼はまた、ツアーの歓送会にも出席してくれました。

 ツアーを代表して、白形光江さんがあいさつしました。
 彼女は緑の地球ネットワーク創立時の、いちばん苦労の多い時期をすごした仲間で
す。
 おつれあいの森井正人さん、そのお父さん、息子の鉄兵さんとこれまで3人が大同
にきてくれていました。これで親子3代4人です。
 昨年末に夫の森井さんを亡くしたばかりなのに、参加してくれたのです。
 大同の農村に通うようになって急に涙もろくなった私は、またグスグスやっていま
した。

 花火と爆竹が轟くなか、みんなで礎石を埋めました。
 そのあとは仮面をつけた村の子どもと、伝統衣装で着飾った若い女性たちの、素朴
な踊りをみせてもらいました。
 ツアーのメンバーも、つぎつぎとその輪に加わっていきます。
 参加者は400人近くになっていました。

 起工式のあと、アブラマツの苗を植えました。
 去年の秋に整地してあるので、本来なら簡単に穴を掘れるはずなのに、土がまだ凍
結していて容易ではありません。
 起工式のあいだはやんでいた雪が、また激しくなったので、作業は短時間で打ち切
らざるをえませんでした。
 それもこの地方の環境の厳しさを実感してもらうために、プラスの面がなかったわ
けではないでしょう。

 くわしいことは以前の通信に書きましたが、カササギの森の面積は600ha。
 技術の面でも、運営の面でも、これまでの経験と教訓を十分にいかして、新しい次
元を切り開くものになることでしょう。
 中国側と日本側との希望と期待が交差した起工式でした。

 これからちょっとわたくしごとです。
 今回はじめて、ノートパソコンを持ってきました。
 私はなんでも少数派のようで、パソコンはMacintoshです。
 そのうえ、キーボードは富士通の親指シフトでなければ使えないという、いまでは
少数派中の少数派です。
 そのかわり、入力のスピードには自信があります。

 2月中旬、キーボードのメーカーから届いたのが最終受注の案内でした。
 これで最後となると、何台か注文しないと不安ですが、1台が4万円以上もしますか
ら、一大決心が必要です。
 つれあいに相談すると、「買いなさいよ。それが壊れたら、こういう活動の切れ目
にしなさい。区切りになっていいでしょう」なんていいます。

 それもいいかなと思ったのですが、富士通で働いている大学時代の友人に問い合わ
せたら、親指シフトをのせたパソコンが発売されているというのです。もちろ
んWindowsです。
 どうしたらいいか悩んでいるところに、世話人の巽良生さんが、親指シフトのノー
トパソコンの中古が売りにでていると知らせてくれたのです。
 なんというタイミングでしょう。迷わずに買いました。

 それを大同に持ってきて、インターネットとの接続を試みたのですが、これがたい
へん。
 MacintoshとWindowsでは中学校と高校くらいのちがいがあります。むずかしいんで
す。
 巽さんが、「Windowsを使っていた人がMacintoshに移行するのはかんたんだけど、
その逆はむずかしいようです」といっていたのを実感中です。

 接続も苦労の連続でした。
 最初、いくらやっても接続できなかったのですが、日曜日は混雑して接続しにくく
なるのが原因だと、あとになってわかりました。
 こちらの設定ミスだと考えて、半日も悪戦苦闘していたのです。
 その後も、接続できるときと、できないときがあって、なかなか安定しません。
 ここでは「あきらめない」ことも大事なのです。

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 写真展「中国黄土高原〜砂漠化する大地と人びと」
 2001年4月1日(日)〜8日(日)AM10:00〜PM8:00
  JR京都駅南北自由通路インフォメーションプラザ
 撮影:橋本紘二
 主催:京都駅ビル(株)・緑の地球ネットワーク
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