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GPJ>核 鈴木かずえの刈羽村日記 (11)
情報提供者 : グリーンピース・ジャパン 提供日付  : 2001/05/24 登録経由地 : 自然環境フォーラム プレスリリース05 #654 注意:自然環境フォーラム及びネイチャー&バードフォーラム経由で掲載した    情報には、一部に当該団体の公式なリリースではなく、ネットワーク向    けにのみ提供された情報が含まれています。    また、掲載形式は、原則として上記フォーラムに掲載されたテキストそ    のもので、前後にフォーラム会員宛の説明や挨拶が付け加えられている    場合があります。

 グリーンピース・ジャパンからの情報です。なお、着信文面では「刈羽村
日記10」だったんですが、11通目の日記なので、FENVでは「11」にしてあり
ます。

=====

鈴木かずえの刈羽村日記 11日目  5月23日(水曜日)


プルサーマルの是非を問う刈羽村住民投票まであと4日! どうしよう!


 グリーンピース・ジャパンの核問題担当、わだくし、鈴木かずえは、自転車
にのっていたらヘビがたんぼ沿いの国道でにょろにょろし、実に26年ぶりに
野生(?)のヘビを見て、今日のビッグイベントはこれだったな、と一日を振
り返らざるをえない刈羽村にきています。

 ところで、「長岡市平和センター」のホームページで、「サイバー国民投票」
が始まっています! ご参加あれ!
 http://www2s.biglobe.ne.jp./‾nakazawa/touhyou/touhyou.htm


・本日のまじめな話 

 本日、東電の社長が柏崎市と刈羽村の議員たち20人ほどと会合をもったそ
うで、その中で、「東電立会いなら、ベルゴニュークリア社の中で、紙の形の
データを、競争相手以外誰にでも公開する。」と述べたそうです。これ、一見
情報公開に踏み切ったようにも聞こえますが、「紙の形」というのは、公開の
意味ないのです。紙にダーっと数字が並んでいるのを見るだけでは、分析でき
ない。関西電力の、燃料片の外径寸法データは全数計測と抜取検査の両方のデ
ータが公開され、それは紙の形だけれど、市民がコピーをとり、コンピュータ
ーに入力して、分布をグラフ化して、「分析」したのです。分布が不自然にな
っていないか、どうか。柏崎刈羽原発の燃料を作ったベルゴニュークリア社の
場合、全数計測のデータはありません。東電は「仮定の話として聞いてほしい
のですが、紙の形で残っている可能性はあります。」と2000年3月24日
に言ったのですが、その後「残っていません。」と言っています。抜取検査デ
ータを、紙の形で見るだけでは分析できません。紙を持ち帰ってデータをコン
ピューターに入力して分布を見るか、あるいは、同じデータの数を数えるとか、
なんらかの分析作業は、紙の形でただ見るだけでは、できません。一番いいの
は、データをフロッピーでいただくことです。それができなければ、紙のコピ
ーを工場から持ち出して、私たちに分析させていただいてもいいです。データ
が健全かどうか、分析させてくれないのでは「公開」(公に開く)とは言えま
せん。刈羽村会議員、柏崎市議会議員、新潟県県会議員のみなさま、どうぞ、
データを持ち帰って検討させろ、と要請してください。わだくし、明日にでも
議員さんに要請しろと要請しますよ。 


・本日の刈羽村のことば

 プルサーマル反対でがんばっているTさんはたぶん、40代なのに、「日本
のお爺さん言葉」って感じです。「どうぞ食べてくんなせえ」とか、「それで
いいんかのう」とか。他の人は、言わないんだげんちょ(急に福島弁使いたく
なった)、一応、紹介しておきます。


*以下、新潟にお住まいの金子さんの「刈羽住民投票ニュース」をご紹介する
 コーナーです。

(新潟日報ホームページはhttp://www.niigata-nippo.co.jp/です。)
(柏崎日報のニュースはhttp://www.kisnet.or.jp/で見ることができます。)

◇◇刈羽村住民投票ニュース◇◇ NO12 5/23


●国と激論!プルサーマル公開討論会

 22日のプルサーマル公開討論会では国との激論が交わされました。村民の
関心も高く200名が参加。テーマは三つ。1)原発と地域の発展、2)プル
サーマルの必要性、3)プルサーマルは安全か。この3点について激しい論争
が2時間続きました。

 おおむね予想されていたとおり、河野資源エネルギー庁長官等国側の主張は、
7基が運転している実績を強調し、エネルギーの安定供給と資源リサイクル点
から国策への協力を求めるものでした。

 会場がどよめいたハイライトは2つあります。ひとつは平沼経済産業相名の
チラシの狙いが東電関連で働く400名近い住民と家族に「反対が多ければ職
場がなくなってしまう。だから賛成票を必死で集めろ」という高圧的なメッセ
ージであることが明らかになったときです。

 チラシの「プルサーマルが実施できなければ使用済み燃料を青森へ運び出す
ことが出来ず、原発がと止まってしまう」という点について――。

 「凍結を表明した佐藤福島知事に同じことを言ったのか。平沼大臣は言って
いない。再処理政策の失政のつけを村民に押し付ける脅かしではないか。運び
出せなければ、再処理を止めて使用済み燃料はごみとして扱うと国民にお願い
すればよい」との海渡弁護士の反論に対して、河野長官は「責任を取れとは言
っていない。多様なエネルギーの選択肢をもつ重要性を理解してほしい」と一
般論に終始。さらに「住民投票で反対が多ければ青森への使用済み燃料の搬入
は止めるのか」とたたみかけると「国独自では判断できない。木村青森知事の
意向が重要だ」と逃げに回りました。

 もうひとつはMOX燃料の安全性についてです。

 東電関連企業に勤める推進派の住民は、MOX燃料の放射線量の程度について
佐々木原子力安全・保安院長に質問。佐々木院長は「ウラン燃料棒とは表面線
量がまったく違う。MOX燃料は厳重な被曝管理が必要」と明確に回答しました
*(わだくしによる確認をご覧下さい。)。これにはさすがの推進派住民も
驚いたようです。それもそのはず、多くの人は下請けであり、燃料棒を取り扱
ったり、中には漏れた冷却水をふき取る作業をしている人もいるからです。
 「MOX燃料は安全」という東電や国の本当の姿が見えた一瞬だったでしょう。

 住民投票まであと4日です。終盤は刈羽の女性たちが前面に登場、街宣に立
ちます。労働者被爆をテーマに東電関連社員と家族に大胆に切り込んでいきま
す。さらに、投票の瞬間はしがらみや圧力から完全に自由であることを訴えて
いきます。

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みどりと反プルサーマル新潟県連絡会
金子貞男 

*佐々木院長は、正確には「新燃料では、表面線量率は、MOX燃料の方が高
 い。取り扱いについては注意を払う必要がある。機械、あるいは、離れて取
 り扱う厳重な被曝管理が必要」と言っていました。質問は正確には、「労働
 者の被曝量が増えるんですか?」でした。佐々木院長の答えは、”増える”
 と解釈していいでしょう。




  

[article_prweb]gpj.htm