大台ケ原>歩道整備基本計画凍結を要望
情報提供者 : 大台ケ原・大峰の自然を守る会
提供日付 : 2003/03/08 20:29
登録経由地 : 自然環境フォーラム プレスリリース07 #00648
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2003年 3月 5日
環境大臣 鈴 木 俊 一 様
大台ヶ原・大峰の自然を守る会
会長 田 村 義 彦
奈良市紀寺地蔵町1001-1 谷 幸三方
「大台ヶ原周回線歩道整備基本計画」の凍結と、
入山規制早期実現を再度求める要望書
2002年 2月27日、環境省・奈良県は標題の基本計画を発表したが、内容は、
多数の観光客を受け入れるために歩道を歩き易くする旧態依然とした過剰施設
整備計画であリ、原生的自然保護の熱意が全く見られない。
環境省は1999〜2000両年に、周回線歩道前半部分の日出ヶ岳・正木ヶ原間に
木道を設置したが、原生的景観にそぐわない異様な形態と過剰整備振りが“空
中回廊”の異名で全国に報道され顰蹙をかった。
小林前自然保護局長は「まずかった」と言い、自然保護局計画課課長補佐は
「反省しています」と言い、近畿地区自然保護事務所は「浸食跡が回復した際
には、撤去も含めた取り扱いを検討します。」と本会の要望書に回答した。
しかし、周回線歩道後半部分である本計画は、これら前半部分への反省の弁
を反故にした「初めに整備計画ありき」に他ならない。延長工事を延期したの
は世論の沈静化を待った常套手段に過ぎなかったと言わざるを得ない。
現在、「大台ヶ原自然再生検討会・利用対策部会」において入山規制実現を
目指して検討がなされている。入山規制が実現すれば、本計画が目的とする「
復路化の防止」「歩道脇の踏跡拡大防止」は自ずから解決するであろう。又、
「路面が不安定」「歩道段差の処理」「路面浸食の抑制」などは多雨によるも
ので緊急を要する課題ではない。入山規制後に検討しても決して遅くはない。
本会は2002年 9月 1日、本基本計画作成前に「観光客の利用促進に益する大
台ヶ原周回線歩道整備基本計画を凍結して、入山者規制の早期実現に努力すべ
きである」(添付)と題する詳細な提言を既に提出しているが、ここに改めて
本基本計画の凍結と入山規制の早期実現を強く要望する。
思えば本年は、大台ヶ原の原生的自然を保護するために「民有地買上制度」
が設けられて丁度30年になる。国有化の目的は人為の排除であった。環境省は
初心に戻り、大台ヶ原の原生的自然の保護に心を至すべきである。
以上
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