大台ケ原>H15年度第1回森林生態系部会
情報提供者 : 大台ケ原・大峰の自然を守る会
提供日付 : 2003/11/02 17:44
登録経由地 : 自然環境フォーラム プレスリリース08 #00218
注意:自然環境フォーラム及びネイチャー&バードフォーラム経由で掲載した
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酸性雨〔霧〕調査の実施を決定
<平成15年度第1回大台ヶ原森林生態系部会>
昨年度の「森林再生手法検討部会」と「野生動物部会」が統合されて「森林生
態系部会」となった初会合が9月2日に奈良で開催された。委員10名で、親会議
を上回る大部会になった。前天理大のS委員がはずれたことで委員の発言がスム
ースになるのではないか。
8月29日の親会議のレポートにも書いたが、昨年度のすべての会議に出席して、
大台ヶ原自然再生計画と自然再生推進法との関連についてあいまいな説明をして
きた霞ヶ関官僚がこの会議にも出席していたが、最早何の発言もしなかった。平
気でウソをつき、居直る国家権力の恐ろしさをまざまざと見た思いであった。ご
まかしながら自然再生事業を既成事実化する官僚のいつもの手法であることは、
最初からわかってはいたが、いざとなれば怒りがこみ上げてくる。
8月29日の親会議で、傍聴席からの私の要請を受けて、座長から森林生態系部
会で検討するようにとの発言があった酸性霧(雨)調査が、部会座長から提案さ
れ、委員の賛同を得て決定した。
国全体の姿勢として従来長く否定され続けてきた酸性雨の問題が、昨年の検討
会資料に括弧付きとはいえ明記され、本年に至りいよいよ調査が決まったことは
画期的なことで、評価したい。しかし、決定倒れにならないように、専門家によ
る質の高い調査を期待したい。
林野庁は平成12年3月に「酸性雨等森林衰退対策事業奈良県大峰山地地域調査
報告書」を出したが、その中で大台ヶ原について「酸性雨の影響は、当地域の立
ち枯れ・倒木の直接原因とは考えられない」と書いておきながら、「酸性雨・酸
性霧等の影響も、将来的に森林衰退進行の素因(基盤的原因)あるいは誘因(直
接的原因)にならないとも限らず、その観測体制の整備と継続的な観測も望まれ
るところである。」と他人事の様に書いているが、「望まれる」のであれば自分
がやるべきであろう。
議事は、本年度の調査について議論されたが、「具体的な調査方法と保全再生
手法については別途、ワーキンググループをそれぞれ設けて、引き続き詳細検討
を行う」ことになった。
保全再生手法が特に重要であるので、何故それをこの場で議論しないのか疑問
に思い、座長に糺したが、次回の会議で公開するとのことであった。
恐らくこの検討会ではまとまらないという判断であろうが、できれば時間をか
けても公開の場で議論してほしかった。次回の会議を待つことにする。
2003年10月6日 田村 義彦
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