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大台ケ原>樹木の枯損原因究明の調査
情報提供者 : 大台ケ原・大峰の自然を守る会 提供日付  : 2004/01/18 14:25 登録経由地 : 自然環境フォーラム プレスリリース08 #00367 注意:自然環境フォーラム及びネイチャー&バードフォーラム経由で掲載した    情報には、一部に当該団体の公式なリリースではなく、ネットワーク向    けにのみ提供された情報が含まれています。    また、掲載形式は、原則として上記フォーラムに掲載されたテキストそ    のもので、前後にフォーラム会員宛の説明や挨拶が付け加えられている    場合があります。

   河野昭一研究グループ
   大台ヶ原で樹木のトウヒ等の大規模枯損原因究明の調査はじめる

 京都大学名誉教授・国際自然保護連合生態系保全委員会委員・日本生態学会自然
保護専門委員会委員河野昭一先生と富山医科薬科大学医学部公衆衛生学教室加藤輝
隆先生らの研究グループは、過去30年にわたり、樹木の大気環境等についての影響
評価に関する原因究明のための学術調査・研究に従事し、その成果は国内外の学術
専門誌に公表して、大気環境要因の変化が各種樹木の生育・成長に及ぼす影響、森
林の保全に関する科学的な研究を続けている。
 この度、「大台ヶ原・大峰山系の大規模なトウヒをはじめとする針葉樹やブナな
どの広葉樹の枯損原因の究明は、今や我が国の森林植生の保全・保護の観点から待
ったなしの重大問題であり、可及的速やかに官民あげて取り組まねばならない課題
である」との認識に基づいて、環境省の調査に先立って自力で、雪が迫りドライブ
ウエー閉鎖寸前の2003年11月22日〜24日に、山中に機材を搬入してサンプルを採取
し、研究をスタートした。本会もささやかなお手伝いをした。

 環境省近畿地区自然保護事務所は、日数に余裕のない申請であったにも拘わらず、
異例の早さで許可証を発行したので、本年最後の機会に間に合った。
 ところが、林野庁三重森林管理署は、従来は環境省が許可すれば、よほどのこと
がない限り許可して来たにも拘わらず、この度は何故か、「森林官の立会いが必要
である」という条件をつけてきたために、森林官の立会いが間に合わず、環境省所
管地から手の届く近くにある林野庁所管地のサンプル採取ができず、かなりのデー
タを欠くこととなった。
 森林官の立会いが何故必要なのかの説明もない。従来、林野庁は大台ヶ原のトウ
ヒを含む樹木の大規模な立ち枯れには酸性降下物の影響はないと言い続けてきたが、
今回の河野研究グループの調査は、今後の森林経営にとって願ってもない科学的デ
ータの提供であり、なぜこのような姑息な条件をつけて調査研究を妨害したのか理
解に苦しむ。
                  2003年11月30日  文責  田村 義彦


  

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