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bemsj>英国の高圧送電線と小児ガンの2005年疫学調査報告
情報提供者 : BEMSJの電磁波健康影響レポート 提供日付  : 2005/07/04 21:26 登録経由地 : prweb情報受付 02 #00088 注意:自然環境フォーラム及びネイチャー&バードフォーラム経由で掲載した    情報には、一部に当該団体の公式なリリースではなく、ネットワーク向    けにのみ提供された情報が含まれています。    また、掲載形式は、原則として上記フォーラムに掲載されたテキストそ    のもので、前後にフォーラム会員宛の説明や挨拶が付け加えられている    場合があります。

このニースは日本では、他ではほとんど報道されていない模様。
わずかに、エキサイトのWEBのニュースのページに、2005年6月3日のニュースとして
掲載されていました。
http://www.excite.co.jp/News/world/20050603155659/JAPAN-178653-1_story.html

この報道は英国の様々な新聞・マスコミに掲載された模様で、
YahooのUKサイトで「power line leukemia」で検索を行なえば、
ロイター電以外に多数の新聞などの記事がヒットする。

この研究は生まれた時の住所と送電線との距離との関連を調査した結果で、
磁界の実測や評価は行っていない。
規模が大きい研究であるが、この点が残念です。

この研究が掲載されたBritish Medical Journal, 2005の概要を以下に示す。
仮訳です。

掲載誌: BMJ 2005; 330: 1290 (4 June)
論文名:Childhood cancer in relation to distance from high voltage power
lines in England and Wales: a case-control study
イングランドとウエールズにおける高圧送電線からの距離と小児ガンの関係:症例対照研究

研究者:Gerald Draper, honorary senior research fellow,
Tim Vincent, research officer,
Mary E Kroll, statistician, John Swanson, scientific adviser

目的:
イングランドとウエールズにおける子供の白血病とその他のガンの罹患と
生まれた時の高圧送電線との距離に関連性があるかを調査する。

方法:症例対象研究。

研究対象:
9700例の白血病を含む29081例の小児ガン記録。
イングランドとウエールズで1962年から1995年の間に生まれた0-14歳の子供。
対照は同じ住民区に生誕登録され、個々の症例と性別をマッチされた
ほぼ同じ日に生まれた子供。
特別な参加要請などは不要であった。

主な指標:
存在する高圧送電線で、生まれた時の自宅の住所と最も近い高圧送電線との距離。

結果:
高圧送電線から600m以上離れて生まれた場合と、
200m以内の距離で生まれた場合の白血病の相対危険率は1.69(CI:1.13−2.53)、
200−600mの距離で生まれた場合は1.23(CI:1.02−1.49)。
送電線との距離との関係に有意なリスクがある。
他のガンでは送電線との関連はなかった。

結論:
小児白血病と生まれた場所と高圧送電線への近接には関連性がある、
そしてこれまでの研究で予期された以上の遠い距離でもリスクの増加が見られた。
イングランドとウエールズでは4%の子供が送電線から600mm以内のところで生まれている。
この関連性が白血病の原因であると仮定すれば、見込みは統計的に不確実性を持つが、
イングランドとウエールズの小児白血病の1%は送電線が関与していることになる。
この疫学結果を説明する生物学的な機序はまだない。
もしかして、この関係は偶然の結果かも知れないし、交絡因子が関与しているかも知れない。


***********
BEMSJ
WEB:電磁波健康影響講座
http://homepage3.nifty.com/‾bemsj/

書籍:東京電機大学出版局 発行
「電磁界の健康影響 工学的・科学的アプローチの必要性」
ISBN4-501-32400-7 C3055



  

[article_prweb]bemsj.htm