GEN>黄土324>羊雑(ヤンザー)
情報提供者 : 緑の地球ネットワーク
提供日付 : 2005/08/22 23:56
登録経由地 : prweb情報受付 02 #00221
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黄土高原だより(NO.324)
(2005.08.22)
高見 邦雄(緑の地球ネットワーク事務局長)
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羊雑(ヤンザー)
まずは「大同人の願望」と題する、最近の小話から。
首都改到雲崗 首都を雲崗に移す
市委取代中央 (共産党)大同市委員会が中央に代わる
聯合国設在平旺 国際連合を平旺郷に置く
北京是大同一個郷 北京は大同の1つの郷
国宴渇羊雑湯 国宴では羊雑スープ
国語是大同腔 国語は大同弁
国歌大同〈口阿〉港的故郷 国歌は「大同よ、わが故郷」
北京への、大同人の思いが、顔をだしていて、
大同びいきの私は、ちょっと悲しくなります。
かなりの程度に、ひがみっぽい。
大同が首都になったとき、国宴で供するはずの
羊雑(ヤンザー)とは、ヒツジのモツのことです。
内蔵のあれこれと、血を固まらせたものも、はいっています。
それにプラスして、ジャガイモでんぷんからつくった
細めの麺が、煮込んである。
私は、けっこう粗食に耐えられると、自分で思います。
汚いところが平気、まずいものも食べられる、
そこそこケンカもできる。
こういうことは、いまからほぼ40年前、
大学の寮で、身につけたものです。
もちろん、それだけじゃないですよ。
寮にいたおかげで、たくさんの友人をえて、
いまでも、いろんな方面で、助けられています。
その私が、92年秋、1人で大同の農村を回っているとき、
口にできないものが、ありました。
羊雑です。
いまは朔州市に所属する、懐仁県の政府招待所では、
毎日、メインのメニューでした。
その臭いが、ダメなんですね。
どうしても、口に近づけられない。
いっしょに活動していた、県の青年団の田東が、
「ムリをするな、ムリをするな、
地元にも、食べられない人間はいる」といいました。
それがいまは、大の好物なんですね。
ないと、さびしいくらいに。
それだけ、どっぷり、ここの土地に、取り込まれたのかもしれない。
2002年のことです。
当時、トップの、江沢民さんが、大同にやってきました。
宿になった、大同賓館で、この羊雑をだしたそうです。
それが、とても気に入った。
大同賓館は、つぎの訪問地の太原まで、コックを派遣し、
生きたヒツジも、夜中に調達して、運んだ、といいいます。
大同賓館のジマンで、エレベーターのなかにも、
そのことを、貼りだしてましたよ。
大同事務所の運転手、郭宝青が、私に告げました。
雲崗国際酒店の前の、羊雑館のものが、とてもおいしいと。
さっそく、翌朝、ホテルのバイキングのチケットを、ほかに回して、
そこに駆けつけました。
「清真」の表示があります。
ブタ肉などは、まったく取り扱わず、
ヒツジも、しきたりにしたがって、調理されている、
回族が、安心して食べられる店です。
たいへんな、人気なんですね。
テーブルを並べただけの、店のなかは、客でいっぱいです。
歩道にも、テーブルと椅子がならび、
そこも満席。
大きなドンブリで、それだけを食べます。
こどもむきの味だとは、思えないのに、
小さな子も、けっこう、箸を運んでいます。
やっと、順番がきました。
たしかに、おいしい。
文字にもかけない、おいしさです。
これを口にしたら、ホテルのものは、食べられなくなりますよ。
私がそういうと、小郭は、
「いや、この時間帯は、だめです。
客が多すぎて、ていねいにつくっていません」
それにつづけて、
「もっとおいしいのは、なんといっても、
懐仁の羊雑です」
う〜ん。
そうまでいわれたら、懐仁県にもいってみないと、いけませんね。
田東は、ほんとにまじめで、有能な男でしたけど、
いまは、共産党朔州市委員会の、弁公室主任。
彼にも、十数年ぶりに、会ってみたいし。
ヒツジにかぎらず、この地方では、動物の総体を、
残さず、食べます。
ニワトリも、トサカから、ケヅメまで。
ムダにするところが、ほとんどない。
日本では、内蔵は、どうしてるんでしょうね?
モツを食べるのになれると、肉だけでは、ものたりなくなります。
でも、店でさがしても、たいしたものは、ないんですね。
日本でも、肉を、多食するようになって、
それに見合った量の、内蔵も、でているはず。
どうしているんでしょう?
8月22日から、北京経由で大同にいきます。
むこうは、すっかり、秋でしょう。
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第17回毎日国際交流賞 表彰式・受賞記念講演会
2005年9月22日(木)14時〜16時10分
毎日新聞大阪本社地下1階 オーバルホール
GENの受賞が決まりました。立花代表が記念講演をします。
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