大台ケ原>大杉谷歩道整備についての要望、他
情報提供者 : 大台ケ原・大峰の自然を守る会
提供日付 : 2005/08/25 23:38
登録経由地 : prweb情報受付 02 #00237
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2005年6月13日
環境省自然環境局
近畿地区自然保護事務所
所長 亀 澤 玲 治 様
大杉谷歩道整備についての要望、並びに平成17年6月8日付回答について
記
【I】大杉谷歩道整備についての要望
1979年の大杉谷吊橋事故に関して、裁判所が行政の管理責任について間違っ
た判断を下したため、大杉谷歩道は過剰整備をされましたが、昨年の度重なる台風
の豪雨によって壊滅的な損傷を受けました。25年の時を経て、大台ヶ原の原生的
自然が、事故と裁判にまつわる人間の愚劣さを流し去ったように感じます。
現在、三重県が日出ケ岳経由で上流側から補修作業に入っていると聞きますが、
昨年10月の「三位一体改革」で、今後は環境省が直轄事業として行われることと
考えます。かつて、神戸地裁の裁判官は実地検証を行わないまま、この歩道をハイ
キングコースと認定し、三重県は3億7千万円を投じて、ハイキングコースにふさ
わしい過剰整備を行いました。しかし言うまでもなく、このコースは荒々しい危険
に満ちた登山道であります。補修工事が、原生的自然にそぐわない過剰整備になら
ないよう、必要最小限度に止めていただくように切望いたします。昨年の大台ヶ原
周回線歩道整備の成果をここ大杉谷でぜひ生かしていただくように切望いたします。
【II】平成17年6月8日付ご回答拝受致しました。
(1) 融雪後の歩道整備について、
区間C :早速の現地の補修ご苦労様でした。「今後の継続的な状況把握」
と「必要に応じたこまめな補修」に期待いたします。本会も、今後
とも適切な情報を提出すべく心がけます。
区間E−1:本会も同じ様に考えております。今後とも適切な情報を提出すべ
く心がけます。
区間E−2:折角の周回線歩道整備が、この区間の水路工によって画龍点晴を
欠いているのは残念であります。今年も集中豪雨が予報されてい
ます。4200ミリの豪雨と積雪に耐えた他の工区の実績を生かして、
この工区が立派に完成されることを期待します。
(2)解説標識の記載内容の見直しについて
本会は2001年12月5日の要望書提出以来、機会ある度に要望してきまし
たが、未だに実現しないことは遺憾であります。国が利用者に対して誤った教育
宣伝を行うことは由々しき問題だと言わざるを得ません。昨年度の「サイン計画
懇話会」の積み残し案件でもあります。
現在のような非科学的、情緒的な間違った表現を正すためには、当然しっかり
した論議が必要であります。「早期にその作業に取組まれる」ことを期待、切望
いたします。
(3)協議会参画について
各関係機関との調整にご苦労されていることは拝察いたします。
県並びに地元の村は大台ヶ原自然再生検討会・利用対策部会に「関係機関」とし
て参画し、大台ヶ原自然再生推進計画に賛同しています。それらの関係機関を含
む協議会の組織化すら見通しが立たないとは信じ難いことです。それでは、大台
ヶ原自然再生計画は絵に描いた餅になってしまいます。
マイカー規制の実施と利用調整地区の設置は共に急務でありますが、マイカー
規制に時間を要するようであれば、関係機関が少ない「利用適正化計画検討協議
会(仮称)」の組織化を先行させ、事業を進めては如何でしょうか。日本で初め
ての利用調整地区設置に成功すれば、必ずやマイカー規制実施に良い影響を与え
ることでしょう。
貴省の主体的積極的な、粘り強いご努力を切望いたします。
以上
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