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bemsj>医療電磁環境研究会報告
情報提供者 : BEMSJの電磁波健康影響レポート 提供日付  : 2005/09/26 02:12 登録経由地 : prweb情報受付 02 #00315 注意:自然環境フォーラム及びネイチャー&バードフォーラム経由で掲載した    情報には、一部に当該団体の公式なリリースではなく、ネットワーク向    けにのみ提供された情報が含まれています。    また、掲載形式は、原則として上記フォーラムに掲載されたテキストそ    のもので、前後にフォーラム会員宛の説明や挨拶が付け加えられている    場合があります。

参加(聴講)したBEMSJのメモです。

日本生体医工学会専門別研究「医療電磁環境研究会」
平成17年第1回研究会

テーマ:携帯電話の院内使用のための手引書作成について
●日時 平成17年9月17日(土) 13:30~16:30
●会場 東邦大学大橋病院 教育棟講堂

プログラム
1)総務省調査ならびに指針について
東京慈恵会医科大学 古幡 博
三井記念病院MEサービス部 加納 隆

2)病院内での携帯電話の使用実施状況
2-1)島根大学医学部附属病院の場合 島根大学医学部附属病院医療情報部 花田英輔
2-2)NTT東日本関東病院の場合 NTT東日本関東病院看護部 山元友子
2-3)亀田総合病院の場合 亀田総合病院ME室 高倉照彦

3.携帯電話院内使用のアンケート結果と手引書(案)
三井記念病院MEサービス部 加納 隆

4.手引書作成についてのディスカッション

以下はこの研究会に参加(聴講)した私のメモです。

「開会の挨拶」(加納隆)から

・研究会で携帯電話の院内使用に関するアンケート調査を行なった。
その結果がまとまり、「携帯電話の院内使用に関する手引書が必要」という声が
大きかったので、急遽この研究会を開催することにした。

「総務省調査ならびに指針について」三井記念病院MEサービス部 加納隆 から

・平成17年3月にもARIBから携帯電話と医療機器に関する報告書が出された
(BEMSJコメント:8月に総務省から報道発表されたRFIDなどに関連する
報告書のことと思われる)。

・過去の試験事例では、800MHzのPDC方式携帯電話で、人工呼吸器は修理が
必要な状態にまで影響を受けた。距離は50cmで発生。
但しこのモデルはメーカ側で改善対策を実施している。

・不要協の院内使用に関する指針は、指針だけを読んだ医療機関は、
全面的に携帯電話の使用を禁止する方向を選択することになる。
いかなる影響がどの程度出るのかを、少しでも実験に参加したりして
知っている関係者がいる医療機関では、そうした動きは必ずしもとらない。

「病院内での携帯電話の使用実施状況 島根大学医学部附属病院の場合」
島根大学医学部附属病院医療情報部 花田英輔 から

・患者のQOLの観点から、携帯電話の院内使用を解禁している。
九大医院で解禁し、結果は好評である。
また次いで、島根大病院でも2004年1月携帯電話の院内使用を一部解禁した。

・院内でPHS電話による安全柵は、電話器の貸し出しを行なえば、
病院としても新たな収入源となる。

・6人部屋の病室ではメールのみの解禁とした。
病室に医療機器が入るとしても、それらの機器と50cmの距離は確保できると判断した。

「病院内での携帯電話の使用実施状況 NTT東日本関東病院の場合」
 NTT東日本関東病院看護部 山元友子

・NTTという会社の病院ということから、従来は携帯電話の使用は
廊下ではOKとしてきた。しかし、1991年に一旦全面禁止にした。

・その後、解禁に向けて動き出した。
220台の医療機器への携帯電話による影響を調査した。

携帯電話の調査では結果として、旧式の輸液ポンプに携帯電話を
密着させたときに、動作の停止という影響が出た。
この機器は新しい機器に更新した。

テレメータにノイズが入ることがあったが、OKと判断した。
PHSでは全ての機器に影響は出なかった。こうしたこと以外に問題はなかった。

・このことから、H9年7月から条件付で院内使用を解禁している。
待合室でも隣の患者と22cmの距離は確保できるので、マナーモードでの
使用をOKとした。入り口には「電源Off」の表示はしてある。

・H11年にPHSによる院内システムを構築、職員用であり、
ナースコールとPHSは連動している。便利であり、QOLの改善に役立っている。

・但し、「院内では携帯電話は駄目なはずだ・・・・」という声はある。
まだ社会としてコンセンサスは得られていないと言える。

「病院内での携帯電話の使用実施状況 亀田総合病院の場合」 
 亀田総合病院ME室 高倉照彦

・200台の医療機器を携帯電話の実機で試験を行なった。
NTTの協力を得て、携帯電話からの電波を最大になる条件に設定した。

・WCDMA院内基地局を導入した。これは出力を10mWに制限している。
そのために院内に多数の中継アンテナを設置している。
このWCDMAによる電子カルテのサービスをおこなっている。


「携帯電話院内使用のアンケート結果と手引書(案)」 
三井記念病院MEサービス部 加納 隆

・アンケート調査を行なった。結果は別紙。
・院内での携帯電話の使用に関する手引書の案を作成した。
本日はこの件で議論を行なう。

・医療機器に対する影響の実験には、電話会社に依頼して、
携帯電話の出力をモニタできる専用機を借りればよいのではないか。
(フロアのNTTドコモの関係者:そうした専用機はサービスエリア調査用に
使用している。この専用機の使用に当たっては色々と複雑な事情も
あるので、別途相談させてください。)

・先週の朝日新聞にも携帯電話の院内使用の記事が出ている。
(BEMSJコメント:朝日ではなく、毎日新聞の記事を確認できた。)

「手引書作成についてのディスカッション」
・固定して使用する医療機器の場合は対応が可能であるが、
移動用医用機器(心臓ペースメーカ)の着用者は、22cm・・・ということから
影響を受けるのではないかと、不安感が先行している。

・医用機器に関するIEC規定の改定2版では「・・・cmまでの距離までは
影響を受けない・・・」と表示せよという規定まである。

・PDCの0.8W出力がこれまでの経験から最も影響を受け易いが・・・・
・もしそうであれば「医療機器から2m離れる」ことと記載しなければならなく
なるおそれもあり、現実的ではない。
・手引書の案はこれから研究会の幹事の間で、検討する。

以上  まとめ:2005-9-24 


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BEMSJ
WEB:電磁波健康影響講座
http://homepage3.nifty.com/~bemsj/

書籍:東京電機大学出版局 発行
「電磁界の健康影響 工学的・科学的アプローチの必要性」
ISBN4-501-32400-7 C3055



  

[article_prweb]bemsj.htm