JACSES>環境税・炭素税の最新動向 0008
情報提供者 : 「環境・持続社会」研究センター
提供日付 : 2005/10/12 23:53
登録経由地 : prweb情報受付 02 #00364
注意:自然環境フォーラム及びネイチャー&バードフォーラム経由で掲載した
情報には、一部に当該団体の公式なリリースではなく、ネットワーク向
けにのみ提供された情報が含まれています。
また、掲載形式は、原則として上記フォーラムに掲載されたテキストそ
のもので、前後にフォーラム会員宛の説明や挨拶が付け加えられている
場合があります。
Carbon Tax Express - 環境税・炭素税の最新動向
2005/10/12 21:54
2005年 10月前期号 (ナンバー 0008号)
目次:
<ニュース>
1.【行政】小池環境大臣、環境税に意欲的な発言
2.【行政】内閣府、『地球温暖化対策に関する世論調査』を発表
3.【企業】日本自動車会議所、『平成18年度税制改正に関する要望書』を発表
4.【行政】環境省、こども用リーフレット『環境税って何だろう?』を公表
5.【海外】OECDがグリーン税制改革の必要性をチェコ政府に提言
6.【企業】経団連、平成17年の政策評価を公表、環境税反対の姿勢を再び明確
に
7.【海外】ドイツ・京都議定書目標ほぼ達成へ
8.【学会】環境経済・政策学会2005年大会開催
9.【NGO・市民】気候ネットワーク、『温暖化防止の市民戦略』を出版
<お知らせ>
☆各種セミナー・シンポジウムのお知らせ☆
☆今週の一冊!☆
☆ご協力をお願い致します☆
<編集後記>
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1.【行政】小池環境大臣、環境税に意欲的な発言
小池環境大臣は21日、記者会見で「地球温暖化対策を進めるに当たって、必要
な措置である環境税導入を進めることも大きなテーマだと思います。既に経済界
が反対ののろしを上げていますが、私は、地球温暖化を防止する観点から環境税
は必要だと思います。頭を柔軟にし、環境税の実現に取り組みたいと思います。
むしろ経済界から一緒にやろうという方向性が出るような形のものにしたいと思
います。 」と発言。13日の記者会見に引き続き、環境税の導入に意欲的な姿勢
を見せた。
環境省ホームページ内、「大臣記者会見・談話等」ページ:
http://www5.cao.go.jp/koike/2005/0921kaiken.html
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2.【行政】内閣府、『地球温暖化対策に関する世論調査』を発表
内閣府は1日、今年7月に行った『地球温暖化対策に関する世論調査』を発表。
環境税に関しても調査が行われており、導入に「賛成」と答えた人の割合が24.
8%(「賛成」8.4%+「どちらかというと賛成」16.4%),「どちらともいえな
い」と答えた人の割合が35.5%,「反対」と答えた人の割合が32.4%(「どちら
かというと反対」16.1%+「反対」16.3%)という結果が得られた。
内閣府ホームページ内、「地球温暖化対策に関する世論調査」ページ:
http://www8.cao.go.jp/survey/h17/h17-globalwarming/index.html
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3.【企業】日本自動車会議所、『平成18年度税制改正に関する要望書』を発表
日本自動車会議所は21日、『平成18年度の税制改正に関する要望書』を同会議
所ホームページ上に発表した。「環境税等の新たな税制については、『はじめに
導入ありき』ではなく、国民の理解と合意を前提とし、その導入目的、効果と影
響などについて、既存の地球温暖化対策予算の有効活用を含めた総合的な議論と
検証が行われるべき」と、環境税導入に対して反対の意志を示している。
社団法人 日本自動車会議所ホームページ内、「平成18年度税制改正に関する要
望書」ページ:
http://www.aba-j.or.jp/01/01_01_h170921_2.html
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4.【行政】環境省、こども用リーフレット『環境税って何だろう?』を公表
環境省は6日、こども用リーフレット『環境税って何だろう?』をウェブサイ
ト上に公表した。こどもを中心に広く一般に環境税の認識を広めるため、環境税
の意義や効果などを分かりやすく説明してある。
環境省ホームページ内、「環境税について」ページ:
http://www.env.go.jp/policy/tax/know/kids_leaf.html
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5.【海外】OECDがグリーン税制改革の必要性をチェコ政府に提言
OECD(経済協力開発機構)は6日、OECD加盟国のなかで環境保護・資源効率の
評価が最も低い国の一つとされるチェコに対し、環境評価レポートを発表した。
チェコ政府に対する環境政策提言として、他のOECD諸国で導入が進んでいるグリ
ーン税制改革実施の必要性等を訴える内容となっている。
OECD ニュースページ:
http://www.oecd.org/document/35/0,2340,en_2649_34487_35455779_1_1_1_1,00.html
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6.【企業】経団連、自民党・民主党のエネルギー・環境政策を評価
日本経団連は11日、自民・民主各党の2005年政策に対する評価を発表した。そ
のなかで、「持続可能な経済社会の実現に向けた真に実効あるエネルギー・環境
政策の推進」に関し、環境税の導入を見送った自民党には高い評価を下し、環境
税創設を提唱した民主党には低い評価を下した。
日本経済団体連合会ホームページ内、「2005年政策評価の発表にあたって」ペー
ジ:
http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2005/067.html
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7.【海外】ドイツ・京都議定書目標ほぼ達成へ
ドイツ連邦環境庁は9月12日、全ての環境保護分野について最新の情報を提供、
公開する報告書「環境データ2005」の完成を発表した。報告書によれば、環境税
制改革の結果、ドイツ国内のCO2排出量が2000万トン削減され、京都議定書の削
減目標はほぼ達成に近づいている。また同時に約25万人分の雇用が創出され、電
力需要における再生可能エネルギーの割合も1990年以降174%、総エネルギー需
要においては300%上昇した。
ドイツ連邦環境省ホームページ内、プレスリリースのページ:
http://www.bmu.de/pressemitteilungen/pressemitteilungen_ab_01012005/pm/36000.php
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8.【学界】環境経済・政策学会2005年大会開催
環境経済・政策学会2005年大会が、9日〜10日の2日間、早稲田大学にて開催さ
れた。環境税をテーマとした報告をはじめ、排出権取引や欧米の気候変動政策、
ポリシーミックス論、エネルギー税制改革など、環境税制改革の主要論点につい
て多様な報告がなされた。また、10日に行われた学会設立10周年記念特別シンポ
ジウム「これからの環境経済・政策研究−その課題と方法」では、天野明弘兵庫
県立大学副学長が、「貿易・環境政策の国際的統合化を求めて」というテーマの
下、国境税調整について諸外国の事例なども交えながら講演を行った。
環境経済・政策学会2005年大会案内ページ:
http://wwwsoc.nii.ac.jp/seeps/meeting/2005/
大会プログラムおよび報告要旨(HTML版)
http://kkuri.cache.waseda.ac.jp/~kkuri/seeps2005/pdf/
大会プログラムおよび報告要旨(PDF版)
http://wwwsoc.nii.ac.jp/seeps/meeting/2005/abst1001.pdf
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9.【NGO・市民】気候ネットワーク、『温暖化防止の市民戦略』を出版
NPO法人気候ネットワークは20日、『地球温暖化防止の市民戦略』を出版した。
市民の立場から政府の現在の温暖化対策と政策について検証し、京都議定書の目
標達成とこれからの持続的な社会への道筋を示す内容となっている。
気候ネットワークホームページ内、発行物・出版物のページ:
http://www.kikonet.org/hakko/ippan.htm
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<お知らせ>
☆各種セミナー・シンポジウムのお知らせ☆
●JACSESシンポジウム「持続可能な暮らし・経済社会のための地方と国の税財政
改革」(10月30日)
自治体・官庁・学界よりゲストを招き、廃棄物問題の解決・森林保全・地球温
暖化防止のための地方自治体・国の税財政改革に関して約5時間にわたり徹底議
論します。詳しくは↓
http://www.jacses.org/paco/event/symposium051030.htm
●FoE Japanセミナー「ドイツの環境税 〜環境税制改革による社会構造の変革
を〜」(10月19日)
当センター事務局長・足立治郎が、環境税の税収を年金保険料の削減に充てた
ドイツの環境税制改革について解説を行うとともに、日本での制度設計について
講演します。詳しくは↓
http://www.foejapan.org/lifestyle/Deutsch/workshop.html
●第9回 炭素税勉強会 「〜ドイツの環境税制改革〜」(10月25日)
炭素税研究会では、地球温暖化防止のための政策手法である炭素税について第
九回目の勉強会を行います。政策提言等を通じて、ドイツの環境税制改革の進展
に尽力したGBG(Green Budget Germany)の会長のアンセルム・ゲルス氏からド
イツにおける環境税制改革の最新状況をご報告頂く予定です。詳しくは↓
http://www.kikonet.org/event/event.htm#44
☆今週の一冊☆
●『税制・財政を環境の視点で考える』
公共事業への過度な財政支出、それを支える各種特定財源など、環境配慮の観
点から見て多くの問題を抱えた既存の税制・財政。その現状を図表を交えて分か
りやすく解説するとともに、「税制・財政のグリーン化」の方向性を詳しく示し
ます。現在活性化しつつある環境税/炭素税導入論議、特定財源改革論議を展望
する上で必携の一冊です。詳しい情報・ご注文方法は↓
http://www.jacses.org/pub/zeisei_zaisei.html
環境税・炭素税に関する予備知識を得るために、おなじみの二冊。
●『環境税−税財政改革と持続可能な福祉社会−』
http://www.jacses.org/pub/book_kankyouzei.htm
●『地球温暖化防止のための環境税資料集 〜適正な制度構築に向けて〜』
http://www.jacses.org/pub/book_shiryousyuu.htm
☆ご協力をお願いします☆
JACSESは、持続可能で公正な社会の実現に向け、調査研究・政策提言・情報提
供を行っています。これらの活動をより強化していくため、"Carbon Tax
Express"読者の皆様のご支援をいただけますと幸いです。
●賛助会員/サポーターとしてご支援をいただける場合
詳しい情報・ご登録方法は↓
http://www.jacses.org/about_jacses/members.html
●インターン・ボランティアとして活動にご参加していただける場合
詳しい情報・ご応募方法は↓
http://www.jacses.org/about_jacses/internship.htm
http://www.jacses.org/about_jacses/volunteer.htm
●環境税/炭素税に関する情報・ご意見をいただける場合
情報・ご意見をお持ちの方は、ぜひ<adachi@jacses.org>までお寄せくださ
い。いただいた情報・ご意見は、次回以降の"Carbon Tax Express"に反映させて
いただく場合があります。
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<編集後記>
この連休、故・田中角栄元首相に関する本を数冊読みました。なかでも津本陽
氏の『異形の将軍』は、多くの資料を引用しつつ、彼のパーソナリティを詳細に
描いており、興味深い一冊でした。彼に対しての批判は少なくありませんが、そ
の非凡な行動力、共感を呼ぶ生い立ちなど、彼が少なくとも高度成長期当時の社
会において「時代の寵児」たる要素を備えていたことだけは確かでしょう。
さて、報道によれば、現代の「将軍」小泉純一郎首相が、今度はいよいよ道路
特定財源の改革に本格的に乗り出すとのこと。思えば道路特定財源は、昭和29
年に田中元首相の議員立法によって導入された制度。先日の解散総選挙ではマス
メディアから「織田信長」とも揶揄された首相が、かつて「闇将軍」として名を
馳せた彼の遺産にどう手を付けるのか。炭素税の早期導入と共に既存エネルギー
税制の改革を目指す私たちにとっても、目が離せない状況が続きます。
(JACSESインターン 石塚 史暁)
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◆発行◆
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協力 田辺 有輝
※このメールマガジンは一部「環境再生保全機構地球環境基金」の助成を受けて
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