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JACSES>環境税・炭素税の最新動向 0010
情報提供者 : 「環境・持続社会」研究センター 提供日付  : 2005/11/08 23:52 登録経由地 : prweb情報受付 02 #00466 注意:自然環境フォーラム及びネイチャー&バードフォーラム経由で掲載した    情報には、一部に当該団体の公式なリリースではなく、ネットワーク向    けにのみ提供された情報が含まれています。    また、掲載形式は、原則として上記フォーラムに掲載されたテキストそ    のもので、前後にフォーラム会員宛の説明や挨拶が付け加えられている    場合があります。

Carbon Tax Express - 環境税・炭素税の最新動向
2005/11/08 22:18
2005年 11月前期号 (ナンバー 0010号)
発行: (特活)「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
http://www.jacses.org

<Carbon Tax Expressのご案内>

 昨今、地球温暖化防止のための政策として、環境税・炭素税が注目されていま
す。このメールマガジンは環境税・炭素税に関する最新の動向を、月2回皆様に
お届けするためのものです。日々刻々と変化する環境税・炭素税の周辺状況を追
うための情報源としてお使いください。

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目次:

<ニュース>

1.【行政】小池環境大臣、環境税案について言及
2.【行政】二階経済産業大臣、環境税に慎重な見解
3.【行政】中川農林水産大臣、環境税に対し幅広い議論を求める
4.【NGO・市民】ゲレス氏来日、環境税制改革について講演
5.【行政】中環審地球環境部会、環境税についても議論
6.【企業】経済広報センター、環境税導入反対を訴えるパンフレットを作成
7.【海外】英国経済界の主要メンバー、ブレア首相への意見書を発表
8.【海外】英国エネルギー業界と環境NGO、租税措置を含む気候変動対策推
進の要望を強化


<お知らせ>
 ☆各種セミナー・シンポジウムのお知らせ☆
 ☆今週の一冊☆
 ☆ご協力をお願い致します☆

<編集後記>

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1.【行政】小池環境大臣、環境税案について言及

 先月25日に公表された環境省の「環境税の具体案」について、小池百合子環境
大臣の記者会見におけるコメントが環境省ホームページにて公表された。
 地球温暖化問題への対応は「喫緊の課題」であるとし、税収使途については「
また最も効果的な形になるような、税収の使い方をしたい」、またガソリンや軽
油などが当分の間、適用を停止したことについては「原油価格の高騰であり、こ
れをしっかりと折り込んだ形で、なおかつ環境によくする方法としての設計をさ
せていただいた」とした。


小池大臣記者会見録(平成17年10月25日):
http://www.env.go.jp/annai/kaiken/h17/1025.html

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2.【行政】二階経済産業大臣、環境税に慎重な見解

 先月31日の内閣改造により就任した二階俊博経済産業大臣は、初閣議後の記者
会見において、環境税に関して、「はじめに税ありきということで対応していく
というよりは、少し考える余地といいますか、円満な話し合いをして、お互いに
協調していく。従って、環境税の導入については、私は慎重に行うべき」と、導
入について慎重な考えを示した。
 また、特定財源の見直しについても言及し、「一つ一つ丁寧に見直していくと
いう努力は必要」との考えを示した。


経済産業省ホームページ 経済産業大臣記者会見録:
http://www.meti.go.jp/speeches/data_ed/ed051031bj.html

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3.【行政】中川農林水産大臣、環境税に対し幅広い議論を求める

中川昭一農林水産大臣は31日、大臣就任会見において「いきなり環境税ありき
という議論は、もう少しいろんな観点からまだまだ議論する必要があるのではな
いかというふうに私は思っています。決して反対とか、賛成とかいうことは、今
まで一度も言ったことはございませんので、幅広い議論をしながら考えていきま
しょう」と発言、幅広い議論を求めた。


農林水産省ホームページ内、中川農林水産大臣就任記者会見概要ページ:
http://www.kanbou.maff.go.jp/kouhou/051031daijin2.htm

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4.【NGO・市民】ゲレス氏来日、環境税制改革について講演

 ドイツ国内における環境税制改革の進展に力を尽くしたGreen Budget
Germany(GBG)の会長アンセルム・ゲレス氏 (Dr. Anselm Gorres)が来日し、
JACSESシンポジウム(11月2日;環境パートナーシップオフィス会議室)や中央
環境審議会総合政策・地球環境合同部会施策総合企画小委員会(11月4日;東京
国際フォーラム)等にて講演を行った。その中でゲレス氏は、先月発表された環
境省の「環境税の具体案」について運輸部門を対象に取り込む必要性や、高税率
・税収中立型の制度設計の重要性を説いた。


JACSESシンポジウム2005「ドイツ環境税制改革の最新動向」〜GBG会長・アンセ
ルム・ゲレス氏を招いて〜:
http://www.jacses.org/paco/event/symposium20051102.htm

中央環境審議会総合政策・地球環境合同部会施策総合企画小委員会(第22回)議
事次第・資料:
http://www.env.go.jp/council/16pol-ear/y162-22.html

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5.【行政】中環審地球環境部会、環境税についても議論

 中央環境審議会第32回地球環境部会が4日、都内にて開催された。現在策定
中の第三次環境基本計画のうち「地球温暖化対策」における環境税を含む記述の
あり方に関して委員間の意見交換が行われたほか、先月発表された『環境税の具
体案』に関し環境省担当課から内容報告が行われた。


中央環境審議会地球環境部会(第32回)議事要旨:
http://www.env.go.jp/council/06earth/y060-32b.html

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6.【企業】経済広報センター、環境税導入反対を訴えるパンフレットを作成

財団法人経済広報センターは10月、環境税導入反対を訴えるパンフレットを作
成、ホームページ上に公表した。このパンフレットは2004年10月に発行したパン
フレットの改訂版で、主に企業による自主的取組「京都議定書目標達成計画」を
解説する内容となっている。


経済広報センターホームページ:
http://www.kkc.or.jp/

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7.【海外】英国経済界の主要メンバー、ブレア首相への意見書を発表

 英国経済界の主要メンバーで構成する「The Corporate Leaders Group on
Climate Change」は5月27日、ブレア首相に対し、緊急の対策が必要であるとす
る意見書を発表した。この中で、「気候変動による最悪の影響を避ける必要があ
り、全体のために低炭素社会を創るべきである。」とし、政府と経済界の連携な
どを呼び掛けた。


UNIVERSITY OF CAMBRIDGEホームページ内プレスリリース(pdfファイル):
http://www.cpi.cam.ac.uk/bep/downloads/CLG_pressrelease_letter.pdf

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8.【海外】英国エネルギー業界と環境NGO、租税措置を含む気候変動対策推
進の要望を強化

 環境NGO Green Budget Germanyの9月20日付ニュースレターによれば、英
国において、複数のエネルギー企業とFOEなどの環境団体が協働して政府
に気候変動対策の推進を要望する動きが強まっている。英国ガス社など複
数の企業・団体が署名した共同要望書では、更なるエネルギー効率を達成
するための租税措置など、低炭素社会実現のために政府が今後重点的に実
施すべき政策項目が列挙されている。


Green Budget Germany 9月20日付ニュースレター記事:
http://www.eco-tax.info/2newsmit/index.html

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<お知らせ>


☆各種セミナー・シンポジウムのお知らせ☆

●JACSESシンポジウム2005「環境税と特別会計のデザイン」
〜地球温暖化防止のための環境税/炭素税と道路特定財源・エネルギー関連特別
会計〜政党・省庁・NGOの検討状況を共有し、共に考える

 この8月末に、環境省及び農林水産省は、財務省に対し2回目の地球温暖化防止
のための環境税/炭素税導入を伴う税制改正要望を行いました。一方、小泉首相
の意向もあり、特別会計の見直し作業が始まりました。特別会計の中でも、道路
特別会計やエネルギー関連特別会計(石特会計及び、電特会計)は、エネルギー
への課税を財源としており、化石燃料への課税である環境税/炭素税と密接に関
連しています。12月の税制改正大綱策定に向けて、環境税及び特別会計改革に関
する議論が政策担当者の間で活性化しています。
 こうした政策担当者の議論の過程で常に問題となるのが、市民の声です。本シ
ンポジウムでは、フロアの方々と共に、環境税と特別会計のあり方に関し議論し
ます。市民と政策主体が協働し、より良い政策を実現するための機会です。ふる
ってご参加下さい!!

【プログラム】(予定)
●シンポジウム趣旨説明
●報告:「環境省の環境税の制度案」小池百合子氏(環境大臣)
    「環境税と特別会計のあり方に関する提案」炭素税研究会
    「環境税について」鳩山邦夫氏(衆議院議員、自民党)
●パネル討論:<テーマ> 環境税のあり方、環境税と特別会計の調整
<パネリスト> 石田祝稔氏(衆議院議員、公明党)
増原義剛氏(衆議院議員、自民党)
    民主党議員
小林光氏(環境省地球環境局長)
    畑直之氏(気候ネットワーク常任運営委員)
<司会> 足立治郎(JACSES事務局長)

【日時】2005年11月15日(火)
【時間】18:30〜21:00
【会場】星陵会館ホール
   (最寄り駅:地下鉄永田町駅6番出口より徒歩3分)
【主催】「環境・持続社会」研究センター
【共催】炭素税研究会
【参加費】一般1500円  学生1000円
*JACSESサポーターは半額です。
*JACSES賛助会員は無料です。
*資料「地球温暖化防止のための環境税資料集〜適正な制度構築に向けて〜」
(JACSES発行) をすでにおもちの方で、当日持参いただける場合は上記金額
から800円引きです。

★講演者・パネリスト・司会プロフィール(敬称略)★

小池 百合子 (こいけ ゆりこ)
環境大臣
カイロ大学卒業後、 アラビア語の通訳を務め、更に「ワールド・ビジネス・サ
テライト」などのキャスターとして活躍。1996年、参議院初当選。翌年衆議院へ。
2003年9月より現職。

鳩山 邦夫 (はとやま くにお)
衆議院議員 自民党
昭和51年衆議院議員選挙にて初当選、現在当選10回。文部大臣・労働大臣を歴任。
現在自民党「自然との共生会議」議長を務める。環境税に関しても積極的に発言。

石田 祝稔 (いしだ のりとし)
衆議院議員 公明党
東京都職員を経て平成2年衆議院議員選挙にて初当選。元大蔵政務次官。現公明
党環境部会長。昨年の公明党環境部会環境税案において、環境税の使途による
CO2削減量の検証を提案。

増原 義剛 (ますはら よしたけ)
衆議院議員 自民党
旧大蔵省・環境庁勤務を経て平成12年衆議院議員選挙にて初当選。昨年末の税制
改正論議において自民党「環境税を推進する若手議員の会」を旗揚げ、幹事長に
就任。

畑  直之 (はた なおゆき)
気候ネットワーク
気候ネットワークの常任運営委員。気候ネットワークは、地球温暖化防止に取り
組む日本のNGOのネットワーク組織。主要著書(共著)に、「地球温暖化防止の
市民戦略」(中央法規、2005年)等。

足立 治郎 (あだち じろう)
「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
JACSES事務局長。東レ株式会社を退社後、1995年よりJACSESスタッフ。主要著書
に、『環境税 税財政改革と持続可能な福祉社会』(築地書館、2004)。


お申込み等、詳しい内容は以下のページへ↓
http://www.jacses.org/paco/event/symposium051115.htm


☆今週の一冊☆
●『地球温暖化防止のための環境税資料集 〜適正な制度構築に向けて〜』
 環境税/炭素税の昨年度までの政党部会・環境省・炭素税研究会の制度提案の
内容と評価に加え、関連報道資料をまとめた一冊です。
 現在、各党において環境税に関する議論が再び活発化しています。現時点まで
の政党の検討状況を知るために、ぜひこの一冊をご活用下さい。今月15日のシ
ンポジウム「環境税と特別会計のデザイン」でも、参考資料として配布させてい
ただく予定です。詳しい情報・ご注文方法は↓
http://www.jacses.org/pub/book_shiryousyuu.htm


◇環境税・炭素税に関する包括的な知識を得るための一冊◇
●『環境税−税財政改革と持続可能な福祉社会−』
http://www.jacses.org/pub/book_kankyouzei.htm



☆ご協力をお願いします☆

 JACSESは、持続可能で公正な社会の実現に向け、調査研究・政策提言・情報提
供を行っています。これらの活動をより強化していくため、"Carbon Tax
Express"読者の皆様のご支援をいただけますと幸いです。
●賛助会員/サポーターとしてご支援をいただける場合
 詳しい情報・ご登録方法は↓
http://www.jacses.org/about_jacses/members.html
●インターン・ボランティアとして活動にご参加していただける場合
 詳しい情報・ご応募方法は↓
http://www.jacses.org/about_jacses/internship.htm
http://www.jacses.org/about_jacses/volunteer.htm
●環境税/炭素税に関する情報・ご意見をいただける場合
 情報・ご意見をお持ちの方は、ぜひ<adachi@jacses.org>までお寄せくださ
い。いただいた情報・ご意見は、次回以降の"Carbon Tax Express"に反映させて
いただく場合があります。

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<編集後記>

 先日、シンポジウムで、ドイツの環境税制改革を進めたGBG会長のゲレス氏の
講演を聞かせて頂きました。ドイツでは、環境税の税収を社会福祉政策や教育等
にも活用しており、地球温暖化対策だけに留まらせない環境に対する考え方に、
私は感銘を受けました。
 11月5日、環境省は環境税についての具体案を発表しましたが、経済産業省や
経団連の声を配慮し、税率を低くするなどの措置を取っています。この環境省の
具体案について、朝日新聞(11月8日)の社説では、「環境省が忘れてはならな
いのは、反対派への妥協よりも、多くの人の理解を得る制度は何かということだ。
」とありました。私は、これらの一連の流れに対し、今や環境と経済の両立こそ
が、”持続可能な社会”の位置づけになろうとしている中で、未だ環境に対する
考え方に「本音と建前」が介在しているのではないかと感じました。日本が「環
境先進国」と呼ばれるようになるまで、まだ多くの課題が残っています。   
                       (JACSESインターン 竹内)

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◆発行◆

 特定非営利活動法人 「環境・持続社会」研究センター (JACSES)
 〒106−0047 東京都港区南麻布5-2-32 興和広尾ビル2階
 TEL:03-3447-9515 FAX:03-3447-9383
 E-mail:jacses@jacses.org URL:http://www.jacses.org

 発行責任者 足立 治郎
 編集長 佐々木 琢哉
 編集 篠原 真希・竹内 裕子・石塚 史暁・伊藤 幸喜
 協力 田辺 有輝

 このメールマガジンは一部「環境再生保全機構地球環境基金」の助成を受けて
発行されています。

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関しては、当方では責任を負いかねますのでご理解下さい。

※本メールマガジンは営利を目的としたものではありません。記事・リンク等に
問題がある場合はjacses@jacses.orgまでご連絡下さい。次回号より訂正させて
いただきます。



  

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