JATAN>5団体で「木材調達共同提案」を発表
情報提供者 : 熱帯林行動ネットワーク
提供日付 : 2006/02/20 15:02
登録経由地 : prweb情報受付 02 #00775
注意:自然環境フォーラム及びネイチャー&バードフォーラム経由で掲載した
情報には、一部に当該団体の公式なリリースではなく、ネットワーク向
けにのみ提供された情報が含まれています。
また、掲載形式は、原則として上記フォーラムに掲載されたテキストそ
のもので、前後にフォーラム会員宛の説明や挨拶が付け加えられている
場合があります。
Press Release For immediate release - 2006年2月20日
環境5団体、「森林生態系に配慮した木材調達に関するNGO共同提言」を発表
グリーンピース・ジャパン、国際環境NGO FoE Japan、WWFジャパン、地球・人間環
境フォーラムおよび熱帯林行動ネットワーク(JATAN)の環境5団体は本日、木材生
産地(伐採地)の環境・社会影響に配慮した木材の利用を推進することを求め、「森
林生態系に配慮した木材調達に関するNGO共同提言」を発表した。
5団体は2004年10月に「森林生態系に配慮した紙調達に関するNGO共同提言」を発
表しているが、今回の提言は建材や家具などの木材製品に焦点を当てたものである。
木材製品を調達・販売、またはそれら木材製品を使用した建築物を発注するすべての
企業や行政機関を対象に、下記6つの指針に沿った調達方針および、時期や数値目標
を含む行動計画(アクションプラン)を作成・公表し、さらに供給業者に対して同様
の取り組みを促すよう求めている。
多様な生態系を支える森林の破壊的な伐採は、今後も悪化が懸念される地球規模の
環境問題であり、解決のためには、木材の生産国と消費国双方の努力が不可欠であ
る。共同提言を発表した5団体は、各企業や行政機関が社会の責任ある構成員とし
て、森林破壊を火急に解決すべき問題と認識し、それぞれが実効性のある木材の調達
方針を持つことを求めていく。
欧米では1990年代末以降、オールドグロス林など保護価値の高い森林から産出され
た木材の利用や販売を停止するといった方針を発表する企業が出始め、このような森
林環境に配慮した木材調達方針を立てることで世界の森林の保全に貢献している企業
は、現在約60社(注1)に上っている。
行政機関においても、英国の中央政府が既に、合法性と森林の持続可能性が保証さ
れた木材のみを調達対象とする旨の方針を打ち出している。日本政府も同様に、「グ
リーン購入法(国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律)」を用いて、調
達する木材の要件として合法性ないし持続可能性の証明を求めるよう同法の基本方針
を見直し、4月1日より施行を予定している。
施行予定のこれらの証明と同時に、各企業や行政機関が、以下の提言内容も確認し
ていくことを5団体は求めていく。
調達方針の制定を促す活動の一環として5団体は、木材を取り扱う約400の主要な
組織に対し、木材の調達方針などに関するアンケート調査を実施する予定である。
本日発表した共同提言の骨子は次のとおり。
(1) 調達しているすべての木材製品の種類・量・使途を把握するとともに、それらに
使われている木材の生産地における森林管理などの情報をすべて明らかにする。
また、それらの情報が明らかにならない木質原料でつくられた木材製品は使用し
ない。
(2) 調達する木材は、最低限合法性が確認されたものでなければならない。
(3) 調達する木材は、保護価値の高い森林の生態系を破壊するものであってはならな
い。
(4) 調達する木材は、地域住民や生産従事者の生活や権利に悪影響を及ぼしたり、利
害関係者との対立や紛争が生じている地域からのものであってはならない。
(5) 調達する木材が産出される森林の経営(植林を含む)は、元来の生態系に重大な
影響を与えるという点で、利害関係者との対立や紛争が生じている天然林の大規
模な皆伐を行っているものや、周辺生態系に著しい悪影響を及ぼす除草剤や肥料
などの薬品の使用、遺伝子組み換え樹種を使用したものであってはならない。
(6) 調達する木材は、天然林、人工林にかかわらず、独立した第三者機関によって審
査され、生産から消費まで追跡可能な、信頼のおける森林認証制度により、適切
な森林管理が行われているとの認証を受けたものの利用を目指す。認証材が入手
可能でない場合は、認証に向かって継続的に改善をしている森林からの木材を優
先して利用する。
本プレスリリースに関するお問い合わせ先:
提言団体:
グリーンピース・ジャパン
森林問題担当 尾崎由嘉(Tel:03-5338-9800)
<http://www.greenpeace.or.jp>
国際環境NGO FoE Japan
森林プログラム 中澤健一/三柴淳一/鈴木勝男 (Tel:03-3951-1081)
<http://www.foejapan.org>
WWFジャパン
森林担当 橋本務太 広報担当 柴田美子(Tel:03-3769-1713)
<http://www.wwf.or.jp>
(財)地球・人間環境フォーラム
フェアウッド・キャンペーン担当 坂本有希/満田夏花(Tel:03-3592-9735)
<http://www.gef.or.jp>
熱帯林行動ネットワーク(JATAN)
事務局長代行 小浜崇宏(Tel:03-5367-2865)
<http://jatan.org>
注1 米国NGO、Forest Ethicsのホームページより抽出
(http://www.forestethics.org/article.php?id=597&cat=13)
|