大台ケ原>環境省近畿地区自然保護事務所の「回答」
情報提供者 : 大台ケ原・大峰の自然を守る会
提供日付 : 2006/03/26 23:59
登録経由地 : prweb情報受付 02 #00869
注意:自然環境フォーラム及びネイチャー&バードフォーラム経由で掲載した
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けにのみ提供された情報が含まれています。
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場合があります。
事 務 連 絡
平成17年9月22日
大台ヶ原・大峰の自然を守る会
会長 田村 義彦 様
環境省自然環境局
近畿地区自然保護事務所
「真の市民参画・協働を否定する強権姿勢への逆行に抗議する」について
平素より自然保護行政につきまして、ご理解・ご協力賜り厚く御礼申し上げます。
特に、近年の「大台ヶ原自然再生推進計画」の策定、大台ヶ原周回線歩道整備等に
当たりましては、検討会や地元説明会などの場を通じ、多大なご協力、ご助言を賜
り深く感謝いたします。おかげさまで、大台ヶ原の自然再生事業については、平成
17年(2005)1月には多くの方々のご理解・ご協力を得て「大台ヶ原自然再生推
進計画」を策定することができ、現在、その実施段階に至っております。
この度、貴会より2005年9月20日付けで「真の市民参画・協働を否定する
強権姿勢への逆行に抗議する」文書をいただき、この中で、2001年からの、情
報公開、市民参画に関する当事務所の取り組みについて評価いただく一方、本年7
月以降の取り組みについて、近年の取り組み姿勢からの後退が見られ、これまでの
信頼関係を損する行為があるとのご叱責及びご抗議をいただいたところです。
当事務所としましては、本年7月以降につきましても、「大台ヶ原自然再生推進
計画」を推進するため、貴職を含め、学識経験者、関係団体、地元自治体等の参画
を得て「大台ヶ原自然再生推進計画評価委員会」を発足させ、多くの方々のご意見
をいただきながら事業等を進める体制を整えるなど、これまでの経緯を踏まえ取り
組んできており、情報公開、市民参画等に関しての当事務所の取り組みの考え方に
つきましては、それ以前と変わるものではありません。
現在、当事務所が抱え取り組むべき課題は、計画段階から実施段階に移行した「
大台ヶ原自然再生事業」など少しずつ変化してきておりますことから、実施に当た
っては、これまでの考え方を踏襲しつつ、その状況に応じ、より良き形での情報公
開、市民参画等となるよう意識し努めてきたものと考えております。
しかしながら、最近の取り組みが、結果として、ご指摘・ご叱責いただくことと
なりましたことは、その説明の不足、対応の不十分さ等もあったことと受け止め、
今後の大台ヶ原自然再生事業の推進や歩道整備・維持管理に向けての調整等の取り
組みに生かしていきたいと考えておりますので、ご理解いただければと存じます。
今後とも大台ヶ原自然再生推進計画評価委員会を始めとする様々な機会等におい
て、協力、ご助言いただきたいと考えておりますのでよろしくお願い申し上げます。
以下、具体のご指摘につきまして、当所の考え方をご説明・お伝えいたします。
(1)シンポジウムについて
本シンポジウムは、毎年多くの方々が訪れる大台ヶ原と世界遺産に登録さ
れ注目を集める大峯奥駆道において、自然を守りつつ、多くの人にその魅力
を伝えられる持続的な利用のあり方について普及啓発を図るため、広域的な
公共交通利用や山岳利用のネットワーク、賢明な利用のための登山道の整備
・維持管理等について、様々な立場からご提案をいただくとともに、広く一
般の方々を交え、意見交換等を行おうとするものです。
ご指摘の通り、今回、貴会に講演者・パネラーをお願いしておりませんが、
今回のテーマが大台ヶ原に利用対策のみならず、大峯地域を含めた広域的な
山岳利用・公共交通のネットワーク、地元との協働による登山道の維持管理
といったことも含むため、関係する地元行政担当者、公園管理・利用等に学
識のある学識経験者、山岳登山関係者、地域で植生保護活動や登山道の維持
管理、環境教育などの活動をされているNPOの方などに、講演・パネラー
参加をお願いしたところであり、「異をとなえる自然保護団体を排除する」
といった意図は持っておりません。当日は時間的な制約もありますが、講演
者・パネラー以外の方からもパネルディスカッションの揚などでご意見いた
だく機会を設ける予定としております。貴会にも、ぜひ本シンポジウムに参
加いただき、意見交換の揚でご意見をいただければと思います。
なお、本シンポジウムでは、大台ヶ原自然再生検討会及び大台ヶ原自然再
生推進計画評価委員会利用部会における議論を含め、スペースビジョン研究
所の宮前洋一氏より事務局サイドとして、ご報告させていただく予定であり、
この中で、マイカー規制導入に向けた取り組みの一環としての公共交通利用
促進キャンペーンの位置づけにもふれることとしております。
(2)評価委員会について
評価委員会においてご指摘のあった「マイカー規制をあきらめて公共交通
利用にシフトしたと市民に誤解されないよう」、「公共交通利用促進キャン
ペーンはマイカー規制への第1段階であると明記すべき」という点等に関し
ましては、ご指摘を踏まえ検討会資料の修正を予定しております。作業の遅
れにより修正版の送付が遅れておりますことお詫び申し上げます。
また、講演者・パネラーにつきましては、評価委員会の段階では、調整中
であったため評価委員会にて報告出来なかったもので他意はございません。
(3)施設整備現地説明会について
施設整備に関連する情報公開、現地説明会の実施につきましては、これま
での経過を踏まえ、その後の施設整備計画においても踏襲しているもので、
平成17年9月6日付け回答でもご説明しましたとおり、「当該地域の自然
の現状、利用状況等を踏まえ、自然環境・景観に配慮した適切な施設整備と
するため、現地において、環境省として整備の考え方をお伝えし、意見交換
の中から一定の合意形成を図ることを視野に入れつつ、民間、関係団体(※
今回注 貴団体を含む〉、地元自治体等から広く意見をうかがう場」として
設定しており、今年度も、箇所毎実施し都合5回開催しているところです。
貴団体からは、毎回ご参加をいただいており、貴重なご意見を賜り感謝申し
上げます。
実施方法につきましては、幅広くご意見を伺うという目的に添った範囲で
これまでも工夫しながら実施してきたところであり、ご指摘の回は前鬼三重
線であると思われますが、当該路線は、修験道の裏行場となっていることも
あり慎重に検討を行うとの観点から、これまでの経緯を踏まえ事前にご連絡
していた貴団体、山岳関係者、地元自治体等に加え、修験者の方にもお声掛
けをすると共に、当該地域の植物等に詳しい先生方にもお声掛けをしたとこ
ろです。(なお、筏場大台ヶ原線についても、連日開催であったため同じく
ご案内しています。)
なお、「現地説明会」を「現地検討会」に変更したことにっいては、「現
地説明会」ではこちらが整備内容を一方的に説明するイメージが強いのでは
との懸念から前記の通りの会の性格を踏まえ、より意見交換の雰囲気が出る
ようにとの考えで「現地検討会」としたもので、他意はございません。次回
以降、これまで使用してきた「現地説明会」としてご案内申し上げたいと思
います。
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