大台ケ原>環境省近畿地区自然保護事務所の「回答」について
情報提供者 : 大台ケ原・大峰の自然を守る会
提供日付 : 2006/03/26 23:59
登録経由地 : prweb情報受付 02 #00870
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百万言を弄するより結果で示されたい
―― 環境省近畿地区自然保護事務所の「回答」について ――
大台ヶ原・大峰の自然を守る会
会長 田村 義彦
本会は2005年9月20日付で小池百合子環境大臣並びに出江俊夫近畿地区自然保護
事務所長宛に抗議文『真の市民参画・協働を否定する強権姿勢への逆行に抗議する
』を提出したが、9月22日付で近畿地区自然保護事務所から回答を得た。
3頁に及ぶ饒舌に過ぎる回答には、本会が当事者として先刻承知している経緯と、
言い訳がましい記述が長々と続くだけで、本会に対する回答というよりは霞ヶ関に
対する弁明書を思わせる内容である。
まず総論において、27行の内、「情報公開、市民参画等に関しての当事務所の取
り組みの考え方につきましては、それ以前と変わるものではありません。」と、お
ざなりに否定するだけで、本会が提起した「協働を拒否して強権姿勢に逆行する疑
念」解明への積極的熱意を全く感じさせない。回答ではなく、拒否を感じさせる。
各論においても、「(1)シンポジュウムからの排除」については、言い訳がまし
い長々とした説明の後に「異をとなえる自然保護団体を排除するといった意図は持
っておりません。」と否
定するだけで、本会が提起した「奈良県の卑劣な反対で頓挫しているマイカー規制
の打開にこそ努力すべきだ」という問いに対して「マイカー規制導入に向けた取り
組みの一環としての公共交通利用促進キャンペーンの位置付けにもふれることとし
ております」と答えるだけであるが、後に述べるように、翌日のシンポではマイカ
ー規制についてはあいまいな説明しかなかったと聞く。回答は1日にして信憑性が
崩れた。
本会に対してフロアーから意見を出せと言うに至っては、本会の抗議に対する拒
否、挑発である。言い訳に終始する回答の中で、ここに端なくも事務所の本音がう
かがえた。勿論本会は権力に擦り寄る連中との対話を拒否する意味でシンポをボイ
コットした。
「(2)評価委員会の軽視」については、市民に対するマイカー規制のアピールを
「検討会資料の修正」(検討会は既に無く、評価委員会の間違いであろう)にすり
かえただけで、本会が提起した「評価委員会があと1回、来年2月だけでは評価委員
会の意向を協議会に反映できない」とする問いに全く答えていない。去る8月30日
の評価委員会の席では、来年2月までの間にワーキンググループ、部会を適時開催
したいとの説明があったが、行政の常として、開催しなくても誰も責任を問われな
い。巷ではこの場合「開催しない」と同義語と理解されている。
「(3)施設整備現地説明会の御用化」についても、本会が先刻承知している20行
に亘る長々とした説明のあとで、「他意はない」から「現地説明会」に戻すという
だけである。前回の現地説明会では、「あとで文句を言われても困る。いま言って
くれ。」との発言が事務所員から出た。御用化を焦るあまりのいらだちか。この姿
勢では市民との真の合意形成は図れない。
以上見てきたように、回答には、言い訳、あいまいな言い逃れ以外に何の反省、
誠意も感じられず、白々しいだけである。
ところで、近畿地区事務所はこの回答を出した翌日、本会を排除したままイエス
マンを侍らせてシンポを開催した。しかし、マイカー規制について明快な方針が聞
けると期待して出席した市民に対してあいまいな説明しか行わず、具体的な実施時
期についての質問にも答えなかった、という。にも拘わらず事務所長は「環境省は
裏切らない。信用される環境省を目指す。」と言ったと聞く。回答の内容にせよ、
シンポの実態にせよ、これで何を信用せよと言うのか。饒舌とは裏腹に、不信感が
つのるばかりである。
行政は結果である。百万言を弄するよりは「裏切らない信用できる」具体的な結
果を示されたい。
本会は「利用適正化計画検討協議会(仮称)」への参画要望書をすでに2回提出
しているが、未だに回答がない。霞ヶ関への弁明書は書くが、市民への回答は書か
ないということなのか。いままで通り市民参画を拒否しない、本会の抗議は誤解だ
と言うのであれば、信用に足りる結果を示すべきである。市民はその結果によって
回答が嘘か真実かを判断するであろう。
2005年9月29日
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