GEN>黄土356>三寒四温
情報提供者 : 緑の地球ネットワーク
提供日付 : 2006/04/17 22:07
登録経由地 : prweb情報受付 02 #00945
注意:自然環境フォーラム及びネイチャー&バードフォーラム経由で掲載した
情報には、一部に当該団体の公式なリリースではなく、ネットワーク向
けにのみ提供された情報が含まれています。
また、掲載形式は、原則として上記フォーラムに掲載されたテキストそ
のもので、前後にフォーラム会員宛の説明や挨拶が付け加えられている
場合があります。
中国山西省大同市の黄土高原の農村での緑化協力活動のなかでの体験を
書きつづっています。不定期の発行です。
バックナンバーを緑の地球ネットワークのWebページにおいています。
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黄土高原だより(NO.356)
(2006.04.17)
高見 邦雄(緑の地球ネットワーク事務局長)
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三寒四温
前号の、北京空港の抜け道について、
たくさんの人から、さまざまな教示と、感想をいただきました。
私は、いったん通関したらもどれないのではないか、と書きましたが、
チェックインをして、荷物をあずけてから、
逆行して、もどってくることもできる、とのことです。
恋人との名残をおしむ、男性が編み出したそうで、
「チェックインして荷物を預けて
安心してギリギリまで逢瀬を楽しむための裏技」とのことです。
私のばあい、そのような強い動機に、縁遠いので、
試みたことが、ありませんでした。
4月10日から、中国に、またきています。
日本出発の前日、大同に残っている会田さんから、
「暖かくなりました。
きょうは26度です」という、メールが届きました。
それで、すっかり、油断しました。
この時期の、大同の気候の不安定さは、
いやというほど、体感しているのに、
現地からの、しかも信頼する、同僚からの、
ライブ情報となると、それに引きずられてしまいます。
もってくるべき、厚手の上着を、省いてしまったんですよ。
べつの理由もあります。
もう30年近いつきあいがあり、
私たちを、最初に、大同に紹介してくれた、曹衛洲さんが、
中華全国青年連合会を、数年前に卒業して、
全国人民代表大会常務委員会に異動し、
現在は、そこの副秘書長です。
呉邦国委員長の、側近だ、という人もいます。
えらいんですよ。
ことし、年賀状をもらったときに、
なつかしいな、会ってみたいな、と思いました。
彼の秘書の電話を、きいてましたので、
会田さんに、電話をしてもらったら、
すぐあとで、中華全国青年連合会の、湯本淵さんをつうじて、
返事がありました。
11日のお昼を、北京の人民大会堂で、ごちそうしてくれるそう。
スーツに、ネクタイくらい、必要なんだろうな、と思いました。
根本的に、自分に欠けている、常識というものを、
定年まぢかの年齢になって、勉強している最中です。
友人の、干場くんが回してくれた、スーツを準備すると、
クツも、トレッキングシューズというわけには、いかないでしょう。
黒いクツを、スーツケースに、押し込みます。
その他、しごとに必要なものを詰めると、
防寒の、上着のはいる、余地なし。
おいしい、ごちそうをいただいたんですけど、
以前と変わらぬ、曹さんの笑顔をまえに、
ジョーダンを、いいあっていたら、
キュークツなものを、着てきた自分が、バカみたい。
思い出話に、花を咲かせ、
遠慮のないことを、いわせてもらいました。
その夜は、森林生態研修計画の宇津木さん、成海さん、
人民日報国際部の于青さん、
そして、李建華さん、王黎傑さんなどと、会食しました。
帰り道が、すごかったんです。
気温が、急速に、下がりました。
そして、風がつよい。
からの段ボール箱が、くるくる回って、
ダンスをしているようでしたよ。
パラパラパラパラ、空から、なにかが降ってきます。
ゴミかな? と最初は思ったんですけど、
アラレであることが、わかりました。
でも、ホテルの部屋に帰ってみると、
髪のなかに、つぶつぶが、いっぱいありましたから、
ゴミも、たくさん、飛んでいたでしょう。
ことしの北京は、黄砂も、ゴミも、すごいそうです。
昼の人民大会堂に、大同事務所の、武春珍所長も参加しました。
イギリス、アメリカ、ドイツ、トルコ、日本などの青年と
中国の青年が参加して、
大同の私たちの拠点の、環境林センターで、
環境保護国際ボランティアキャンプが、開催されたとき、
主催者の代表が、曹衛洲さんでした。
1999年のことです。
小武は、そのとき現場で、走り回りましたから、
久しぶりに、曹さんの顔をみたかったんでしょう。
彼女は、そのあと、くるまで大同にむかい、
夜になって、無事に帰ったと、電話で知らせてきました。
そのさいに、いうんですよ。
「大雪が、降っています。
大同県のあたりは、たいしたことなかったけど、
市内にもどると、大雪です」
まあね。
大同の冬は、寒いけど、カラカラに乾ききっていて、
雨も、雪も、降りません。
ですから、ちょっとの雪でも、「大雪」になる。
そう思って、私は、バカにしていました。
ところが、12日の夜、大同のホテルに着くと、
入り口に、雪が積んでありました。
かなりの量です。
それなりに降ったんですね。
といっても、東京の大雪と、おなじくらいのものでしょう。
地元の人の話では、これも人工降雨だったそうです。
「増雨弾」を打ち上げ、飛行機でも撒布したそう。
気温が低かったため、雨でなく、雪になりました。
でも、水のほしい農村部には、あまり降らず、
市内に、たくさん降った。
「役にたたない」という人もいます。
話は、ちょっと、もどりますけど、
東北電力総連の、ツアーといっしょに、
12日の昼まの列車で、大同にむかうと、
大同に近づき、高度があがるにつれて、
ガラス窓を介して、外の冷気が、つたわってきます。
私は、あわてて、パジャマの上をとりだし、着込みました。
北京よりは、ずっと寒いのです。
11日は、最高気温が零度、最低がマイナス9度。
12日は、最高2度、最低マイナス14度。
大同駅に迎えにきていた、大同事務所の魏生学副所長が、
「大同の天気は、ほんとにひどい。
10日は、26度まであがって、半袖になっていたのに、
翌日には、零度になる」
こぼすこと、こぼすこと。
その後、15日までに、陽高県の大泉山村、守口堡村、
大同県の小王村と、回ってきました。
どうなることか、ハラハラしていましたが、
最高気温のほうは、12度、14度と、
少しずつ、回復してきました。
でも、風が強いので、体感気温は、ずっと低い。
作業のさいには、土が飛び、
ときには、目をあけていられないくらい。
カメラのボディは、黒いので、
土にまみれていくのが、よくわかります。
「三寒四温」という言葉があります。
3日寒くて、4日温かい。
大同では、この時期、この言葉どおりにすすみます。
なんどか、それをくりかえすうちに、
だんだんと、暖かくなっていき、
やがて、寒さへの後戻りが、なくなります。
でも、そこまでいくのは、まだ先のこと。
メーデーのあとに、雪が降った、ということさえあるのですから。
以前にもお知らせしましたが、
(社)日中友好協会の機関紙『日本と中国』に連載中の
「黄土高原レポート」を、ブログにしました。
写真つきです。
以下でごらんください。
http://blog.goo.ne.jp/takamik316
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☆彡 待ってます! あなたの思い出の1枚 ☆彡
GEN15周年記念黄土高原写真コンクール
GENの緑化協力地・大同を、ツアーや視察などで
訪れたときの写真が対象です。
詳しくは下記ウェブサイトをごらんください。
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